MacBook Pro 2015を愛用しているけど、いつまで現役で使えるのか不安になってきたよね🔍 特にAppleが次々と新モデルを発表するたびに「そろそろ買い替え時かな」と悩んでいる人も多いはず。でも、2015年モデルはキーボードの評判も良く、豊富な接続端子を持つ「最後の名機」とも言われているから、できるだけ長く使いたい気持ちも分かります。
2025年4月現在、MacBook Pro 2015はもう発売から10年近く経過していますが、まだ現役で使えるのか?OSのサポート状況は?バッテリーはどうすれば長持ちする?買い替えるべき時期は?こういった疑問に対して、最新の情報を基に徹底解説していきます。
記事のポイント!
- MacBook Pro 2015の現在のOSとセキュリティサポート状況
- 2025年時点での実用性と使用限界
- バッテリー交換やアップグレードによる延命方法
- 買い替えを検討すべきタイミングとその判断基準

MacBook Pro 2015はいつまで使えるのかの現実
- OSサポートはmacOS Monterey (12.x)が最後で今後の更新は期待できない
- セキュリティアップデートは2025年頃までは受け取れる可能性が高い
- 2022年にAppleが「オブソリート(サポート終了)」リストに追加した意味
- 現在使用中のユーザーが直面している制限とは
- 今からMacBook Pro 2015を購入するメリットとデメリット
- 将来的な使用リスクとその対策方法
OSサポートはmacOS Monterey (12.x)が最後で今後の更新は期待できない
MacBook Pro 2015モデルは、独自調査の結果、macOS Monterey (12.x)が対応する最後のメジャーOSであることが分かっています。2022年にリリースされたmacOS Venturaからは残念ながら対応外となりました。
現在2025年4月の時点では、すでにmacOS Sequoia 15.xがリリースされており、MacBook Pro 2015は最新OSから3世代も遅れていることになります。つまり、新しいOSの機能や改良点を利用することはできません。
特に注意すべきは、macOS Montereyに対する最後のアップデートが2022年7月頃であった可能性が高いという点です。Yahoo!知恵袋の情報によると、「macOS 12は、7月以降のアップデートは来ていません」との回答があります。
OSのアップデートが止まると、徐々に最新のアプリケーションが使えなくなったり、ブラウザの表示に不具合が生じたりする可能性が高まります。特に2025年現在では、多くの新しいアプリケーションがMacBook Pro 2015が対応していないOSを前提としているケースが増えています。
ただし、OSが古くても日常的なブラウジングやOffice作業、メール確認などの基本的な作業は問題なく行えるケースが多いです。古いバージョンでも動作するアプリを選ぶことで、実用性を維持することができます。
セキュリティアップデートは2025年頃までは受け取れる可能性が高い
Appleは一般的に、最新OSより2世代前まで(約2年間)はセキュリティアップデートを継続して提供する傾向があります。独自調査に基づくと、MacBook Pro 2015はmacOS 10系から12系まで、トータルで約10年はセキュリティ的に問題なく使える計算になります。
つまり、2025年頃までは何らかのセキュリティアップデートが提供される可能性があります。ただし、これはあくまで過去のパターンに基づく予測であり、Appleの方針変更によって早まる可能性もあることを覚えておく必要があります。
セキュリティアップデートが終了すると、新たに発見されるセキュリティ脆弱性に対して修正が行われなくなるため、ウイルスやマルウェアに感染するリスクが徐々に高まります。特にインターネットバンキングやオンラインショッピングなど、個人情報や金融情報を扱う用途では注意が必要です。
対策としては、信頼性の高いセキュリティソフトを導入することや、怪しいウェブサイトやファイルを開かないように注意することが挙げられます。また、重要なデータは定期的にバックアップを取ることで、万が一の事態に備えることができます。
セキュリティのリスクは徐々に高まっていくものであり、2025年を境に突然使えなくなるわけではありません。状況に応じて対策を講じながら、慎重に使い続けることは可能でしょう。

2022年にAppleが「オブソリート(サポート終了)」リストに追加した意味
2022年12月、Appleは2015年および2016年に発売されたMacの9モデルを新たに「オブソリート(サポート終了)」リストに追加しました。これには「MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)」も含まれています。
「オブソリート」とはAppleの用語で、販売終了から7年以上が経過し、Appleおよび認定サービスプロバイダーによる修理対応が完全に終了することを意味します。つまり、キーボードやディスプレイ、マザーボードなどに故障が発生しても、Apple公式での修理は受けられなくなりました。
これに対して「ビンテージ」は販売終了から5年以上7年未満の製品を指し、この期間中はAppleのサービスプロバイダーであれば一部修理を受け付けることが可能です。MacBook Pro 2015は「ビンテージ」期間を過ぎ、完全に「オブソリート」となっています。
このステータスの変更は、物理的な部品供給が終了することを意味しており、今後ハードウェア故障が発生した場合、修理オプションが大幅に制限されます。ただし、サードパーティの修理業者や、自己修理のためのパーツが市場に出回っている限り、修理は理論的に可能です。
公式サポートが終了したということは、Appleがこの機種に対するリソース投入を完全に終了したことを意味します。そのため、今後OSの互換性問題が発生しても対応されることはないでしょう。
現在使用中のユーザーが直面している制限とは
MacBook Pro 2015を2025年現在も使い続けているユーザーは、いくつかの制限や課題に直面しています。
まず、最新アプリケーションとの互換性の問題があります。例えば、Microsoft Office 2024は、macOS 13.0以降を要求するため、Monterey (12.x)では動作しません。Yahoo!知恵袋の情報によると、「Microsoft2024を購入したのですが、macOSが13.0以降でないとインストールできない」という報告があります。
また、最新のiOS/iPadOSデバイスとの連携機能にも制限があります。例えば、Sidecar機能(iPadをサブディスプレイとして使用する機能)は2016年以降のモデルでしか利用できません。「使いたかったSidecarは2016年モデルからだった」という情報も確認されています。
ハードウェア面では、特にバッテリーの劣化が顕著になっている可能性が高いです。発売から10年近く経つと、バッテリーの持続時間は新品時の30〜50%程度まで低下していることが一般的です。
さらに、最新のThunderbolt 3/4やUSB-C対応周辺機器を直接接続できないため、変換アダプタが必要になるケースも多いです。当時は最先端だった接続端子も、現在では少しずつレガシー化しています。
パフォーマンス面では、特に複数のアプリケーションを同時に使用する場合や、最新のウェブアプリケーションを利用する際に、動作の遅さを感じることがあります。「何しても動作が重かったので初期化しました。気持ちマシになったかな、という程度であまり変わりませんでした」という声もあります。
今からMacBook Pro 2015を購入するメリットとデメリット
2025年の現時点で、新たにMacBook Pro 2015を中古で購入することを検討している方のために、メリットとデメリットを整理しました。
メリット:
- 価格の安さ: 中古市場では2〜4万円程度で購入できることがあります。独自調査によると、2021年時点で約4万円、2024年には2万円台で購入可能なケースもありました。
- 接続端子の豊富さ: USB 3.0、HDMI、SDカードスロット、Thunderbolt 2など、変換アダプタなしで様々な周辺機器を接続できます。2016年以降のモデルはUSB-C端子のみとなり、多くの場合ハブが必要になります。
- キーボードの信頼性: 2015年モデルはバタフライキーボード問題(2016-2019モデル)の前のモデルで、タイピングの信頼性が高いと評価されています。
- リンゴマークが光る: 背面のAppleロゴが光る最後のMacBook Proモデルです。細かいですが、Appleファンにとっては重要なポイントです。
- 修理のしやすさ: 比較的修理やアップグレードが容易で、バッテリー交換なども行いやすい設計です。
デメリット:
- OSサポートの限界: すでに最新OSには対応していないため、今後新しいアプリケーションが使えなくなる可能性が高いです。
- セキュリティリスク: 2025年以降はセキュリティアップデートも終了する可能性が高く、オンラインバンキングなど重要な用途には向かなくなります。
- パフォーマンスの限界: 特に現代のウェブブラウジングやビデオ会議などでは性能不足を感じる場面が増えています。M1/M2チップ搭載MacBookとの性能差は5倍以上あります。
- バッテリー劣化: 中古で購入した場合、バッテリーの状態が悪い可能性が高く、交換が必要になることが多いです。
- 公式修理の終了: Apple公式での修理は受けられなくなっているため、故障時の対応が限られます。
以上を踏まえると、セカンドマシンや特定の限られた用途、あるいはコレクション目的でない限り、2025年時点で新たに購入するのはあまりおすすめできません。
将来的な使用リスクとその対策方法
MacBook Pro 2015を今後も使い続ける場合、いくつかのリスクが考えられますが、それぞれに対策を講じることで、できるだけ長く安全に使い続けることが可能です。
1. セキュリティリスク対策:
- 信頼性の高いセキュリティソフトを導入する
- 重要な金融取引や機密情報の扱いは別のデバイスで行う
- 不審なサイトやメールに注意し、ファイルのダウンロードは信頼できるソースからのみ行う
- ブラウザは可能な限り最新版を使用する(ChromeやFirefoxなど独立してアップデートできるブラウザ)
2. ハードウェア故障リスク対策:
- 信頼できるサードパーティの修理業者を事前に調査しておく
- iFixitなどのサイトで修理用パーツの入手経路を確認しておく
- データは定期的にバックアップを取り、クラウドストレージなども併用する
- USBボートやキーボード、トラックパッドなど、頻繁に使う部分は外付けデバイスで代用することも検討
3. 性能低下リスク対策:
- 定期的にディスクのクリーンアップを行い、不要なファイルを削除する
- 「CleanMyMac」などのメンテナンスソフトを活用する
- メモリやストレージに余裕を持たせ、複数の重いアプリケーションを同時に起動しない
- ブラウザの拡張機能は必要最小限に留める
4. 互換性リスク対策:
- アプリケーションの古いバージョンを保存しておく
- 代替アプリケーションのリストを用意しておく
- クラウドサービスベースのアプリケーションを活用する(Google WorkspaceやOffice Onlineなど)
5. バッテリー劣化対策:
- バッテリーの充電レベルを20〜80%の間に保つ
- 可能であれば電源に接続して使用する頻度を増やす
- 高温環境での使用を避ける
- バッテリー交換を検討する(サードパーティの交換用バッテリーは約5,000〜10,000円程度)
これらの対策を講じることで、MacBook Pro 2015の使用期間を少しでも延ばすことができるでしょう。ただし、これらの対策にも限界があることを理解し、いずれは買い替えが必要になることを念頭に置いておくことが重要です。

MacBook Pro 2015の魅力と現在も使える理由
- 豊富な接続端子と拡張性の高さが現在でも魅力的
- Retinaディスプレイの美しさは今でも十分通用する
- バッテリー交換で長く使い続けるための具体的方法
- メモリ増設やSSD換装によるパフォーマンス向上策
- 日常的なタスクには十分な処理能力を持っている
- 最新モデルとの性能比較と実用面での差
- まとめ:MacBook Pro 2015はいつまで使えるのか総括
豊富な接続端子と拡張性の高さが現在でも魅力的
MacBook Pro 2015が「名機」と称される最大の理由の一つが、豊富な接続端子を備えていることです。独自調査によると、このモデルには以下の接続端子が装備されています:
- USB 3.0ポート×2
- HDMIポート
- SDカードスロット
- 3.5mmヘッドフォンジャック
- Thunderbolt 2ポート×2
- MagSafe 2電源ポート
この接続端子の豊富さは、2016年以降のMacBook Proモデルと比較すると際立っています。2016年以降のモデルはUSB-Cポート(Thunderbolt 3/4対応)のみとなり、その他の接続端子は撤廃されました。多くのユーザーはドングルやUSBハブを購入する必要が生じ、不便を感じる声が多く上がりました。
特に、SDカードスロットはカメラユーザーにとって重宝する機能です。写真や動画を直接MacBookに取り込むことができるため、カードリーダーを別途用意する必要がありません。また、HDMIポートがあることで、プロジェクターやテレビへの出力も変換アダプタなしで行えます。
MagSafe 2電源コネクタも、偶然コードに足を引っ掛けた際にMacBookが落下するのを防ぐ機能として高く評価されていました。この磁石式コネクタは2016年以降のモデルでは廃止され、2021年のMacBook Pro 14/16インチモデルで「MagSafe 3」として復活するまで、長い間ユーザーから惜しまれていました。
「Macbook Proは2016年から大きく変化があった」「2016年からMacBook Proは小型化、薄型化し、USB-CのThunderbolt 3に対応しました。そのため、2016年以降のモデルはほぼ現行のProと見た目は変わりません」という情報からも、2015年モデルが独自の価値を持つ「最後のモデル」であることが伺えます。
これらの接続端子を備えていることで、現在でも様々な周辺機器と直接接続できる拡張性の高さは、2025年においても大きな魅力の一つとなっています。
Retinaディスプレイの美しさは今でも十分通用する
MacBook Pro 2015は、解像度2,560×1,600ピクセルの13インチRetinaディスプレイを搭載しています。このディスプレイは当時としては最先端でしたが、独自調査によると、2025年現在でも十分に美しいディスプレイとして通用しています。
画面の鮮明さとフォントの美しさは、現代のスタンダードと比較しても見劣りしません。特に文書作成や写真閲覧、ウェブブラウジングなどの一般的な用途では、十分満足できる表示品質です。一部のユーザーレビューによると、「ディスプレイがものすごく綺麗」「これまでFHD(1920×1080)くらいまでの解像度でしか見ていなかったPCモニターですが、2,560×1,600まで精細になるとやっぱり感動を覚えますね」といった感想が寄せられています。
色域については、sRGBを100%近くカバーしており、一般的な写真編集や動画視聴には十分な色再現性を備えています。ただし、最新のMacBook ProのLiquid Retina XDRディスプレイと比較すると、輝度やコントラスト比、色域面では見劣りする部分があります。特にP3色域への対応やHDR表示能力は、2015年モデルにはありません。
また、アンチグレアフィルムを追加することで、画面の反射を抑えることもできます。「画面の反射を抑えるアンチグレアフィルム(パワーサポート製)も購入してレビューしています」という情報もあり、実用性をさらに高めることが可能です。
ディスプレイに関する問題点としては、経年劣化により、一部のモデルで画面の端からコーティングが剥がれてくる「Staingate」と呼ばれる現象が発生することがあります。「液晶コーティング剥がれが直ぐに確認できました」という報告もあり、中古購入時の注意点の一つです。
しかし総合的に見て、MacBook Pro 2015のRetinaディスプレイは、2025年現在でも日常使いには十分な品質を保っており、このディスプレイだけを理由に買い替える必要性は低いと言えるでしょう。
バッテリー交換で長く使い続けるための具体的方法
MacBook Pro 2015を長く使い続けるうえで最も劣化が目立つ部品は、おそらくバッテリーでしょう。発売から10年近く経過していることを考えると、多くの機体では既にバッテリーの持続時間が新品時と比べて大幅に減少していると推測されます。
独自調査によると、リチウムイオンバッテリーの充放電回数(サイクル数)は、一般的に1,000回程度が寿命の目安とされています。「放電回数は、一般的に1,000回程度が限界のようです」という情報もあります。中古でMacBook Pro 2015を購入する場合、「放電回数を見せて欲しい」と依頼することで、バッテリーの状態を事前に確認することができます。
バッテリー交換には、主に以下の3つの選択肢があります:
- サードパーティの修理業者に依頼する
Apple公式の修理サービスは既に終了していますが、多くのサードパーティ修理業者がバッテリー交換サービスを提供しています。費用は業者によって異なりますが、約10,000〜15,000円程度が相場です。 - 自分で交換する
iFixitなどのサイトでバッテリー交換キット(バッテリー本体と専用工具)を購入し、自分で交換することも可能です。費用は約6,000〜10,000円程度で済みますが、一定の技術と知識が必要です。MacBook Pro 2015は比較的修理しやすいモデルですが、自己責任で行う必要があります。 - 外付けバッテリーを使用する
内部バッテリーの交換が難しい場合は、USB経由で充電できる外付けバッテリーを使用する方法もあります。持ち運びには不便ですが、デスク上での使用が主であれば実用的な選択肢となります。
バッテリー交換後の性能を最大限に維持するためのヒントも重要です:
- バッテリー充電レベルを20〜80%の間に保つ
- 長期間使用しない場合は、約50%充電の状態で保管する
- 高温環境での使用や保管を避ける
- 完全放電(0%)や常時満充電(100%)の状態を避ける
- バッテリー診断アプリを使用して、定期的に状態をチェックする
「カフェで電源が取れるところも多いので、充電器をバッグに入れておけば安心です」という情報もあり、外出先での使用時は電源アクセスを考慮した行動計画を立てることも重要です。
適切なバッテリー管理と必要に応じた交換を行うことで、MacBook Pro 2015の実用性を大幅に延長することができるでしょう。

メモリ増設やSSD換装によるパフォーマンス向上策
MacBook Pro 2015の性能を現代の要求に合わせて向上させるには、内部コンポーネントのアップグレードが効果的です。特にメモリとストレージの増強は、全体的なパフォーマンスを大きく改善する可能性があります。
メモリ増設の可能性と効果:
残念ながら、MacBook Pro 13インチ(2015年)のメモリはマザーボードに直接はんだ付けされているため、後からの増設は不可能です。購入時に8GBか16GBのどちらかを選ぶ必要があり、後から変更することはできません。「メモリやストレージのアップグレードオプション」について言及されていますが、これは購入時の選択肢であり、後付けの増設ではありません。
一方、15インチモデルでは16GBまでのメモリ増設が可能なケースもあるようですが、これも機種によって異なるため、事前の確認が必要です。
SSD換装のメリットと方法:
SSDについては、交換・アップグレードが可能です。MacBook Pro 2015はApple独自のSSDフォーマットを採用していますが、互換性のあるサードパーティ製SSDも市販されています。
SSD換装によるメリット:
- 起動時間とアプリケーション読み込み時間の短縮
- 全体的なシステム応答性の向上
- ストレージ容量の増加(128GB→512GBや1TBへ)
- 読み書き速度の向上(特に古いSSDが劣化している場合)
SSD換装の際の注意点:
- 必ずMacBook Pro 2015の特定モデルに対応したSSDを選ぶ
- データのバックアップを事前に行う
- 静電気対策を行う
- 適切な工具を使用する
「ハードウェアアップグレードの必要性」について、「コンピュータの性能向上や応答速度の改善、現代のアプリケーションの要求に合わせるために、ハードウェアのアップグレードはしばしば必要です」という情報もあり、特に現在128GBモデルを使用している場合は、容量不足を解消するためにもSSD換装は有効な選択肢となります。
SSD換装の費用は、容量によって異なりますが、512GBで約15,000〜25,000円程度、1TBで約25,000〜40,000円程度が相場です。自分で交換作業を行う場合は工具代も考慮する必要がありますが、修理業者に依頼する場合は工賃が別途発生します。
これらのアップグレードにより、MacBook Pro 2015の使用寿命を延ばし、現代のアプリケーション要求にも対応できるように性能を底上げすることが可能です。
日常的なタスクには十分な処理能力を持っている
2025年現在においても、MacBook Pro 2015は日常的な作業に対して十分な処理能力を持っています。独自調査によると、このモデルは2.7GHz Intel Core i5-5257U(PassMarkスコア約4,400)を搭載しており、基本的なタスクを滞りなくこなすことができます。
具体的には、以下のような日常的なタスクにおいて、快適に動作すると報告されています:
- ウェブブラウジング: 複数のタブを開いての閲覧も含め、一般的なウェブサイト閲覧は問題なし
- メール確認と作成: Apple Mailや他のメールクライアントの動作は滑らか
- 文書作成・編集: Microsoft Officeやライブラリなどのオフィスソフトは快適に使用可能
- 音楽再生: iTunesや音楽ストリーミングサービスは問題なく動作
- 軽度の写真編集: 基本的な写真編集や整理作業は十分な性能
「インターネットの環境にもよりますが、ブラウジングや動画鑑賞、オフィスソフトでの重くない作業であれば非常に快適に使えると思います」というユーザーレビューもあり、一般的な用途には十分対応できるようです。
また、「MacBook Pro 2015は、発売から年数が経っていますが、高品質な製造技術により、軽度から中度の計算処理には依然として十分な性能を提供しています」という評価もあります。
ただし、以下のような高負荷なタスクでは性能不足を感じる場合があります:
- 複数の重いアプリケーションの同時使用
- 高解像度動画の編集
- 3Dモデリングや高度なグラフィック処理
- 最新のゲームプレイ
- 大規模なデータ分析や機械学習
「高度なビデオ編集や3Dモデリングなど、リソースを多く消費する最新のアプリケーションでは限界を感じるシーンも出てきます」という情報もあり、用途によっては性能不足を感じる場合があることは念頭に置く必要があります。
MacBook Pro 2015の使用感を最適化するためには、こまめにキャッシュをクリアしたり、不要なバックグラウンドプロセスを終了させるなどのメンテナンスを行うことが効果的です。また、ストレージに十分な空き容量を確保することで、システムのレスポンスを維持することができます。
最新モデルとの性能比較と実用面での差
MacBook Pro 2015と最新モデル(2025年4月時点ではM3/M4チップ搭載モデル)との間には、性能面で大きな差があります。この差を具体的に理解することで、買い替えの必要性や、現在のモデルで我慢できる範囲をより明確に判断できるでしょう。
プロセッサ性能比較:
MacBook Pro 2015(Intel Core i5-5257U)とM1チップ搭載MacBookの比較データとして、CINEBENCHスコアの情報があります:
CINEBENCH R23スコア比較:
MacBook Pro 2015(i5 5257U): シングルスコア約800、マルチスコア約1,800
MacBook Air(M1チップ): シングルスコア約1,500、マルチスコア約7,000
つまり、M1チップはシングルコア性能で約2倍、マルチコア性能では約4倍の差があることになります。M3/M4チップではさらにこの差が広がっていると推測されます。
実用面での差異:
しかし、こうした数値上の差が実際の使用感にどう影響するかは、用途によって大きく異なります。独自調査によると、以下のような差が報告されています:
- 起動時間: 最新モデルは数秒で起動するのに対し、2015モデルは30秒以上かかることも
- アプリ起動速度: 重いアプリケーションほど起動時間の差が顕著
- バッテリー持続時間: 最新モデルは10〜20時間程度持つのに対し、2015モデル(新品バッテリーでも)は5〜7時間程度
- 発熱とファン騒音: 最新モデルは高負荷時でも静かなのに対し、2015モデルは軽い作業でもファンが回ることがある
- ディスプレイの品質: 最新モデルの方が明るく、コントラスト比や色域が広い
ただし、「私の用途ではベンチマークスコアでの差ほどの大きな違いは感じませんでした。画像の編集やブログ記事の作成、WordやExcelなどの操作ではそこまでの違いは出ない」という意見もあります。
コストパフォーマンスの観点:
最新モデルのMacBook Proは15〜25万円程度する一方、MacBook Pro 2015は中古で2〜4万円程度で入手可能です。純粋な性能だけで比較すると最新モデルが圧倒的ですが、コストパフォーマンスという観点では2015モデルにも一定の価値があります。
また、接続端子の豊富さなど、2015モデルの方が優れている点もあります。最新モデルではUSB-Cハブが必要になるケースも多く、追加コストや携帯の手間が発生します。
適切な判断基準としては、「現在の作業が快適に行えているか」「使用目的に対して性能不足を強く感じるかどうか」「必要な新機能があるか」といった点が挙げられます。動画編集やプログラミングなど高負荷な作業を行う場合は最新モデルへの買い替えが推奨されますが、Webブラウジングや文書作成が主な用途であれば、2015モデルでも十分という判断もあり得るでしょう。
まとめ:MacBook Pro 2015はいつまで使えるのか総括
最後に記事のポイントをまとめます。
- MacBook Pro 2015はmacOS Monterey (12.x)が対応する最後のOSであり、これ以上の主要アップデートは期待できない
- セキュリティアップデートは2025年頃までは受け取れる可能性があるが、その後はセキュリティリスクが高まる
- 2022年にAppleが「オブソリート(サポート終了)」リストに追加したことで、公式修理は既に受けられなくなっている
- 日常的なタスク(ウェブブラウジング、メール、文書作成)には2025年現在でも十分な処理能力を持っている
- バッテリーは経年劣化している可能性が高く、交換を検討する価値がある
- SSDの換装は可能であり、容量と速度の向上に効果的だが、メモリは後からの増設が不可能
- 最新モデルと比較すると、ベンチマークスコアで2〜4倍以上の性能差がある
- USB、HDMI、SDカードスロットなど豊富な接続端子を備えており、これは2016年以降のモデルにはない利点
- 中古価格は2〜4万円程度であり、コストパフォーマンスという観点では一定の魅力がある
- 使用目的が限定的(ブラウジング、文書作成など)であれば、2025年以降も実用的に使える可能性がある
- セキュリティ面を考慮すると、オンラインバンキングなど重要な用途には2025年以降は別のデバイスを検討すべき
- ハードウェア故障のリスクは年々高まっており、修理オプションも限られてくるため、バックアップの重要性が増している
MacBook Pro 2015を使い続けるかどうかの判断は、用途やリスク許容度、予算などの個人的な条件によって大きく異なります。日常使いのサブマシンとして、あるいは特定の限られた用途であれば、2025年以降もまだ数年は使えるでしょう。しかし、主力マシンとして長期的に使用するならば、そろそろ買い替えを検討する時期に来ていると言えます。
MacBook Pro 2015は「名機」と呼ばれるだけの実力と魅力を持ったモデルですが、技術の進化に伴い、いずれは引退の時を迎えます。最終的には、使用者自身がそのタイミングを見極めることになるでしょう。
