MacBookを使って思い出の写真をスライドショーで楽しみたい、または仕事やプレゼンでスライドショーを活用したいと考えている方は多いでしょう。MacBookには標準で「写真」アプリが搭載されており、簡単にスライドショーを作成できる機能が備わっています。それ以外にもiMovieなどの無料アプリを使ったり、Finderから直接再生したりと、さまざまな方法でスライドショーを楽しむことができます。
本記事では、MacBookでのスライドショー作成から再生まで、基本的な方法から応用テクニックまでを徹底解説します。音楽の追加方法や表示時間の調整、プレゼンテーションでの活用法など、MacBookでスライドショーを最大限に活用するためのノウハウをお伝えします。標準アプリだけでなく、おすすめの無料スライドショー作成アプリも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
記事のポイント!
- MacBookの標準アプリ「写真」でスライドショーを簡単に作成・再生する方法
- Finderを使った即席スライドショー再生と設定のカスタマイズ方法
- iMovieを使ったおしゃれなスライドショー作成と動画書き出しのテクニック
- プレゼンテーション用のスライドショー表示と発表者ツールの活用法

MacBook でのスライドショー作成と再生の基本
- 写真アプリですぐにスライドショーを作成する方法
- Finderを使って簡単にスライドショーを再生する手順
- MacBook内蔵アプリで写真スライドショーを設定する方法
- スライドショー作成時に音楽を追加するテクニック
- スライドショーの表示時間を自分好みに設定する方法
- スライドショーにトランジション効果を付けるコツ
写真アプリですぐにスライドショーを作成する方法
MacBookには標準で「写真」アプリが搭載されており、これを使えば誰でも簡単にスライドショーを作成できます。写真アプリを使ったスライドショー作成の基本的な手順を紹介します。
まず、デスクトップから「写真アプリ」を起動します。サイドバーの「ライブラリ」または「最近または過去の日々」をクリックし、スライドショーに使いたい写真やビデオを選択します。複数の写真を選択する場合は、Commandキーを押しながら写真をクリックするか、Shiftキーを使って範囲選択することができます。
写真を選択したら、メニューバーから「ファイル」>「スライドショーを再生」を選択します。このとき、スライドショーをパーソナライズするためのオプションが表示されます。ミュージックを変更するには音符のアイコンをクリック、スライドショーの見た目を変更するには星のアイコンをクリックします。
設定が完了したら、「スライドショーを再生」ボタンをクリックすれば、すぐにフルスクリーンでスライドショーが始まります。スライドショーは自動的にメモリーとして保存されるので、後から見るにはサイドバーで「メモリー」をクリックすれば再度視聴できます。
また、写真アプリではスライドショープロジェクトを作成して保存することもできます。これにより、テキストを追加したり、テーマを選択したり、ミュージックを追加したりとカスタマイズしたスライドショーを作成可能です。「ファイル」>「作成」>「スライドショー」>「写真」と選択し、新規スライドショーを作成すれば、より本格的なスライドショーを作れます。
Finderを使って簡単にスライドショーを再生する手順
MacBookではFinderを使って、写真アプリを起動しなくても簡単にスライドショーを再生することができます。この方法は特別なソフトを必要とせず、すぐに写真をスライドショーとして表示したい場合に便利です。
Finderでスライドショーを再生する手順は非常に簡単です。まず、Finderを開き、スライドショーにしたい画像が保存されているフォルダに移動します。スライドショーに含めたい画像を選択します。1枚だけではなく、複数の画像を選択することもできます。複数選択するには、Commandキーを押しながら画像をクリックするか、Shiftキーを使って範囲選択します。
画像を選択した状態で、スペースキーを押すと、選択した画像の中で最初の1枚がQuickLook(クイックルック)で表示されます。左上の拡大アイコン(二つの矢印が外を向いているアイコン)をクリックすると、フルスクリーン表示に切り替わります。
フルスクリーン表示になったら、画面上部に表示されるメニューバーから再生ボタン(三角形のアイコン)をクリックすれば、スライドショーが始まります。また、四角が四つ並んでいるアイコンをクリックすると、選択した画像を一覧で確認することも可能です。
クイックルックのスライドショーをエンドレス(ループ)再生させたい場合は、Optionキーを押しながら右クリック、または右クリック後にOptionキーを押すと「〜スライドショー」というオプションが表示されます。これを選択すると、ループ再生するスライドショーが開始されます。
この方法は手軽に使えるので、写真アプリで本格的なスライドショーを作成する前の確認用や、ちょっとした写真の閲覧に最適です。
MacBook内蔵アプリで写真スライドショーを設定する方法
MacBookの写真アプリでは、スライドショーの設定をさまざまにカスタマイズして、より魅力的な表示にすることができます。ここでは、写真アプリでスライドショーの設定を調整する方法について詳しく説明します。
まず、スライドショープロジェクトを作成するには、写真アプリを開き、スライドショーに追加したい写真を選択します。「ファイル」>「作成」>「スライドショー」>「写真」と選択し、「スライドショー」ポップアップメニューから「新規スライドショー」を選びます。スライドショーに名前を付けて「OK」をクリックします。
テーマを設定するには、歯車アイコン(⚙️)をクリックし、好みのテーマを選択します。テーマによって、テキストの位置やフォント、スライド間のトランジションが決まります。テーマはいつでも変更可能なので、気に入らなければ別のものを試してみましょう。
写真の並び順を変更したい場合は、ウィンドウ下部に表示されるサムネイルを目的の順序にドラッグすることで調整できます。複数の写真を同時に移動させたい場合は、Commandキーを押しながら写真を選択してからドラッグします。
スライドショーに新たに写真を追加するには、下部にあるサムネイルの列で「+」をクリックし、「写真を追加」を選択します。追加したい写真を選んで「追加」をクリックすれば完了です。
テキストを追加する場合は、写真を選択して鉛筆アイコンをクリックし、「テキストを追加」を選びます。表示されたテキストボックス内のテキストを選択し、好みのテキストを入力します。テキストを削除したい場合は、写真内のテキストを選択してDeleteキーを押すだけです。
写真を削除するには、不要な写真を選択してDeleteキーを押します。これらの設定を行った後、スライドショーを再生するには再生ボタンをクリックします。再生を停止するにはEscキーを押します。矢印キーで前後のスライドに移動したり、スペースバーで一時停止したりすることも可能です。

スライドショー作成時に音楽を追加するテクニック
スライドショーに音楽を追加することで、より感動的で魅力的な作品に仕上げることができます。MacBookの写真アプリやiMovieでは、簡単に音楽を追加する機能が用意されています。ここでは、それぞれのアプリで音楽を追加する方法を解説します。
写真アプリでスライドショーに音楽を追加するには、まずスライドショープロジェクトを開き、音符アイコン(🎵)をクリックします。表示されたメニューから、ミュージックライブラリを選択できます。ミュージックライブラリの横にある下矢印をクリックすると、1つまたは複数の曲を選択できるようになります。
ポップアップメニューから「テーマの曲」を選択すると、写真アプリに組み込まれているミュージックが表示されます。また、「ミュージック」を選択すると、自分のライブラリのミュージックが表示されます。選択した曲の再生順を変更するには、それらの曲をドラッグします。曲を削除するには、その曲を選択してDeleteキーを押します。
なお、ミュージックライブラリのミュージックが表示されない場合は、写真アプリを一度終了し、「ミュージック」アプリを開いてサインインする必要があります。「ミュージック」アプリが開いている状態で再度写真アプリを開くと、ミュージックのリストが表示されるようになります。
iMovieでスライドショーに音楽を追加する場合は、メニューバーにある「オーディオ」をクリックします。デフォルトで用意されている音楽が「ミュージック」に表示されるので、好みのものをタイムラインまでドラッグするだけで追加できます。
音楽の長さとスライドショーの長さを合わせたい場合は、写真アプリの歯車アイコン(⚙️)をクリックし、「曲に合わせる」を選択します。これにより、選択したミュージックの長さに合わせてスライドショーの表示時間が自動調整されます。
スライドショーと音楽のタイミングを細かく調整したい場合は、iMovieなどの動画編集アプリを使うと、より柔軟な編集が可能になります。音楽のフェードインやフェードアウト、特定のシーンに合わせた音量調整なども行えます。
スライドショーの表示時間を自分好みに設定する方法
スライドショーの表示時間を適切に設定することで、視聴者が写真をゆっくり楽しめたり、テンポよく次々と写真が切り替わるダイナミックな演出ができたりします。MacBookのアプリでは、これらの表示時間を細かく設定することが可能です。
写真アプリでは、スライドショープロジェクトを作成した際、デフォルトでは各写真の表示時間が4秒に設定されています。この表示時間を変更するには、いくつかの方法があります。
まず、個別の写真の表示時間を調整したい場合は、写真の端をドラッグすることで長さを変更できます。複数の写真をまとめて同じ表示時間に設定するには、変更したい写真をすべて選択し、「クリップ情報」→「継続時間」から設定を行います。
スライドショー全体の表示時間を調整するには、歯車アイコン(⚙️)をクリックし、表示されるメニューから以下のいずれかの操作を行います(テーマによっては選択できないオプションもあります):
- 「曲に合わせる」を選択すると、選択したミュージックの長さに合わせてスライドショーの表示時間が自動調整されます。
- 「カスタム」を選択し、スライダをドラッグすることで、スライドショー全体の再生時間を手動で指定できます。
また、将来的な編集作業を効率化したい場合は、写真のデフォルト表示時間を変更しておくと便利です。写真アプリのメニューから「iMovie」>「環境設定」>「写真の継続時間」を選択し、好みの時間を設定します。
iMovieでは、タイムライン上の写真クリップの長さをドラッグして調整できます。また、複数の写真を選択して一括で表示時間を変更することも可能です。
適切な表示時間の目安としては、テキストが多い写真や細部を見せたい写真は長めに(5〜8秒程度)、シンプルな写真はやや短め(3〜4秒程度)に設定するとよいでしょう。また、音楽に合わせたスライドショーを作る場合は、曲のリズムや展開に合わせて表示時間にメリハリをつけると効果的です。
表示時間の設定は、スライドショーの完成度を大きく左右する重要な要素です。視聴者が写真を十分に楽しめるよう、適切な時間設定を心がけましょう。
スライドショーにトランジション効果を付けるコツ
トランジション効果は、写真と写真の切り替わり部分に適用されるエフェクトで、スライドショーに流れと動きを与え、より洗練された印象にします。MacBookの各アプリでは、さまざまなトランジション効果を簡単に追加することができます。
写真アプリでスライドショーにトランジション効果を設定するには、スライドショープロジェクトを開き、歯車アイコン(⚙️)をクリックします。表示されるメニューで「トランジション」チェックボックスを選択し、ポップアップメニューからトランジションのタイプを選びます。写真アプリでは、フェード、クロスディゾルブ、スライドなど、いくつかの基本的なトランジションが用意されています。
iMovieを使う場合は、より多彩なトランジション効果を適用できます。iMovieのメニューバーにある「トランジション」をクリックすると、様々なトランジションが表示されます。好みのトランジションを写真と写真の間にドラッグ&ドロップするだけで、簡単に適用できます。
トランジション効果を効果的に使うためのコツとしては、以下のポイントを押さえておくとよいでしょう:
- 統一感を持たせる: 複数の種類のトランジションを混ぜるよりも、1〜2種類のトランジションに統一すると、プロフェッショナルな印象のスライドショーになります。
- 内容に合わせる: 結婚式や記念日など、エレガントな雰囲気を出したい場合はフェードやディゾルブなどの柔らかいトランジション、活発なイベントやアクション写真には、よりダイナミックなスライドやワイプなどが適しています。
- 長さを調整する: トランジションの長さも調整可能です。一般的に0.5〜1.0秒程度が自然に感じられますが、ゆったりとした雰囲気を出したい場合は少し長めに設定するのもよいでしょう。
- シーンの区切りを意識する: 場面や話題が変わるところでは、少し異なるトランジションを使うことで、視覚的な「段落」として機能させることができます。
- 控えめに使う: 派手すぎるトランジションは逆に視聴者の注意を写真から逸らしてしまうことがあります。内容を引き立てる脇役として、控えめな使い方を心がけましょう。
トランジション効果は、スライドショーの印象を大きく左右する要素の一つです。効果的に使うことで、アマチュアっぽさを払拭し、より洗練された作品に仕上げることができます。

MacBook でスライドショーをより魅力的に作る応用テクニック
- iMovieを使ったおしゃれなスライドショー作成法
- MacBook向け無料スライドショーアプリのおすすめ
- スライドショーを動画としてMP4に書き出す手順
- ランダム再生と自動再生でスライドショーを楽しむ設定
- プレゼンテーション用のスライドショー表示テクニック
- PowerPointでMacBookの発表者ツールを活用する方法
- まとめ:MacBook スライドショーの作成から応用まで全解説
iMovieを使ったおしゃれなスライドショー作成法
MacBookに標準でインストールされているiMovieは、単なる動画編集ツールとしてだけでなく、洗練されたスライドショーを作成するためのパワフルなツールとしても活用できます。iMovieでスライドショーを作る最大のメリットは、より細かい編集や効果の適用が可能なことです。
iMovieでスライドショーを作成するための基本的な手順は以下の通りです:
まず、iMovieを起動し、新しいプロジェクトを作成します。「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択し、好みのアスペクト比(16:9や4:3など)を選びます。
次に、使用したい写真をiMovieに読み込みます。写真ライブラリなどに保存されている写真は、デフォルトでiMovieに読み込まれる設定になっています。読み込んだ写真をタイムラインにドラッグします。複数の写真を一度に追加したい場合は、Commandキーを押しながら写真を選択し、まとめてタイムラインにドラッグします。
写真をタイムラインに配置したら、各写真のエフェクトを設定します。デフォルトでは、写真は「Ken Burns」と呼ばれるゆっくりとズームイン・アウトするエフェクトが適用されています。このエフェクトをカスタマイズするには、プレビューの上に表示されている「クロップ」をクリックし、「Ken Burns」をクリックします。
すると、「開始」と「終了」と書かれた枠が表示されます。これらはズームの開始位置と終了位置を示しています。枠の位置とサイズをドラッグして変更することで、ズームの効果を調整できます。Ken Burnsの横に表示されているボタンをクリックすると、開始位置と終了位置を入れ替えることもできます。
トランジションを追加するには、メニューバーの「トランジション」をクリックし、好みのトランジションを写真と写真の間にドラッグします。トランジションの長さは端をドラッグして調整できます。
音楽を追加するには、メニューバーの「オーディオ」をクリックし、使用したい曲をタイムラインにドラッグします。音楽の長さに合わせてスライドショー全体の長さを調整したい場合は、各写真の表示時間を均等に調整するとよいでしょう。
タイトルやテキストを追加するには、メニューバーの「タイトル」をクリックし、好みのスタイルを選んでタイムラインにドラッグします。タイトルのテキストは直接編集でき、フォントやサイズ、色なども変更可能です。
プロジェクトが完成したら、「ファイル」>「書き出す」から、mp4などの形式で動画として書き出すことができます。これにより、さまざまなデバイスでスライドショーを再生したり、SNSで共有したりすることが容易になります。
iMovieを使うと、写真アプリだけでは難しい複雑なエフェクトや編集も可能になります。特に写真と動画を組み合わせたり、ナレーションを追加したりするような高度な編集に向いています。
MacBook向け無料スライドショーアプリのおすすめ
MacBookで使える無料のスライドショー作成アプリはいくつかあります。標準の「写真」アプリやiMovie以外にもさまざまな選択肢があり、それぞれに特徴があります。ここでは、MacBook向けのおすすめ無料スライドショーアプリを紹介します。
1. 写真アプリ(Photos) MacBookに標準搭載されている写真アプリは、基本的なスライドショー機能を備えています。簡単な操作で写真を選んでスライドショーを作成できるので、初心者でも扱いやすいのが特徴です。テーマの適用やBGM追加などの基本的なカスタマイズが可能で、特別なソフトをインストールせずにすぐに使えるのが魅力です。
2. iMovie 同じくMacBookに標準でインストールされているiMovieは、より高度なスライドショー作成が可能です。写真だけでなく動画も組み合わせられ、トランジション効果やテキスト挿入、音楽の追加など、多彩な編集機能を備えています。完成したプロジェクトはmp4などの動画ファイルとして書き出すことができ、様々なデバイスやプラットフォームで共有しやすいのが利点です。
3. iPhoto 以前のMacでは標準アプリとして提供されていたiPhotoは、美しいインターフェースと使いやすさが特徴です。現在は新規インストールはできませんが、すでにインストールされているMacでは引き続き使用可能です。エフェクトやショートカットが豊富で、FacebookなどのSNSへの共有機能も備わっています。
4. OpenShot オープンソースの無料動画編集ソフトであるOpenShotは、MacBookでも使用可能です。写真をスライドショー形式で編集する機能があり、トランジションエフェクトやアニメーション、タイトル挿入などの機能が充実しています。初心者から中級者まで幅広いユーザーに対応しています。
5. Movavi Slideshow Maker 無料トライアル版を利用できるMovavi Slideshow Makerは、シンプルな操作で高品質なスライドショーを作成できるソフトです。特殊効果やトランジション、フィルタなどが豊富で、音楽と組み合わせた印象的なスライドショーを作れます。無料版には一部制限がありますが、基本機能は試用可能です。
これらのアプリの中から選ぶ際のポイントは、作りたいスライドショーの目的と自分のスキルレベルに合わせることです。簡単な思い出アルバム程度なら標準の写真アプリで十分ですが、発表会や結婚式など、より本格的なスライドショーを作りたい場合はiMovieなどの機能が充実したアプリがおすすめです。
また、それぞれのアプリの特徴を生かして使い分けるのも一つの方法です。例えば、写真の整理と簡単な編集は写真アプリで行い、最終的な編集や書き出しはiMovieで行うといった組み合わせも効果的です。
スライドショーを動画としてMP4に書き出す手順
MacBookで作成したスライドショーを動画ファイルとして保存しておけば、他のデバイスでの再生やSNSでの共有が簡単になります。ここでは、スライドショーをMP4などの動画形式に書き出す手順を説明します。
iMovieを使った書き出し方法
iMovieは動画書き出しに最適なツールです。iMovieでスライドショーを作成した後の書き出し手順は以下の通りです:
- iMovieでスライドショープロジェクトを開きます。
- 画面上部のメニューから「ファイル」>「書き出す」を選択します。
- 表示されるメニューから「ファイル…」を選択します。
- 書き出し設定画面が表示されるので、以下の項目を設定します:
- 形式(Format):MP4を選択
- 解像度(Resolution):適切な解像度を選択(通常は1080p)
- 品質(Quality):高品質を選択すると画質は良くなりますが、ファイルサイズが大きくなります
- 「次へ」をクリックします。
- ファイル名を入力し、保存場所を選択してから「保存」をクリックします。
- 書き出し処理が開始され、完了するまで待ちます。処理時間はプロジェクトの長さや設定した品質によって異なります。
写真アプリを使った書き出し方法
写真アプリで作成したスライドショーもMP4として書き出すことができます:
- 写真アプリでスライドショープロジェクトを開きます。
- 右上の「書き出し」ボタンをクリックするか、メニューから「ファイル」>「書き出す」を選択します。
- 「ムービーを書き出す」を選択します。
- 解像度やフレームレートなどの設定を選択します。通常は、デフォルト設定のままでも問題ありません。
- 「次へ」をクリックし、ファイル名と保存先を指定します。
- 「書き出す」をクリックして処理を開始します。
PowerPointを使った書き出し方法
MacBook版のPowerPointでプレゼンテーションとして作成したスライドショーも、動画として書き出せます:
- PowerPointでプレゼンテーションを開きます。
- メニューから「ファイル」>「書き出し」を選択します。
- 「ムービーの作成」または「ビデオの作成」を選択します。
- 品質設定を選択し、「書き出し」をクリックします。
- ファイル名と保存先を指定して、「保存」をクリックします。
動画書き出し時のヒント
- 書き出す前に、スライドショーを一度通して再生し、問題がないか確認しておくとよいでしょう。
- 音楽や効果音の音量バランス、トランジションの長さなども最終確認しておきます。
- 高品質な書き出しを選択すると処理に時間がかかりますが、最終成果物として保存する場合は高品質を選ぶことをおすすめします。
- YouTubeやSNSに投稿する予定の場合は、それぞれのプラットフォームの推奨解像度を確認しておくとよいでしょう。
- 書き出した動画ファイルは、MacBookの「ムービー」フォルダに保存しておくと管理しやすくなります。
動画として書き出したスライドショーは、MacBook以外のデバイスでも再生できるだけでなく、DVDに焼いたり、クラウドストレージに保存したりすることで、長期保存や幅広い共有が可能になります。

ランダム再生と自動再生でスライドショーを楽しむ設定
MacBookでスライドショーを楽しむ方法として、ランダム再生と自動再生の設定が便利です。これらの機能を使うことで、写真を予想外の順序で表示したり、手動操作なしで連続再生したりすることができます。ここでは、それぞれの設定方法と活用のコツを紹介します。
ランダム再生(シャッフル)の設定方法
写真アプリでのランダム再生設定:
- 写真アプリを起動し、スライドショーにしたい写真を選択します。
- 「ファイル」>「スライドショーを再生」を選択します。
- スライドショーのオプション画面で、設定アイコン(歯車マーク)をクリックします。
- 表示されるメニューから「ランダム再生」または「シャッフル」のチェックボックスをオンにします。
- 「スライドショーを再生」をクリックすると、選択した写真がランダムな順序で表示されます。
Finderでのランダム再生設定:
- Finderで写真が保存されているフォルダを開きます。
- 表示したい写真を選択します。
- Optionキーを押しながら右クリック(または右クリック後にOptionキーを押す)して、「スライドショー」を選択します。
- スライドショーが開始したら、画面上部のメニューから「オプション」をクリックします。
- 表示されるメニューから「シャッフル」を選択します。
自動再生の設定方法
写真アプリでの自動再生設定:
- 写真アプリでスライドショーを設定する際、歯車アイコンをクリックします。
- 「繰り返し」オプションをオンにすると、スライドショーが自動的にループ再生されます。
- また、表示時間を設定することで、各写真が表示される時間を調整できます。「曲に合わせる」を選ぶと、選択した音楽の長さに合わせて自動的に表示時間が調整されます。
Finderでの自動再生設定:
- Finderでスライドショーを開始した後、画面上部のメニューから「オプション」をクリックします。
- 「繰り返し」を選択すると、スライドショーが継続的にループ再生されます。
ランダム再生と自動再生の活用シーン
- デジタルフォトフレームとして: MacBookをデジタルフォトフレームとして活用する場合、ランダム再生と自動再生を組み合わせると、常に新鮮な写真が表示されて楽しめます。
- パーティーや展示会での背景: イベントや展示会の背景としてスライドショーを使用する場合、ランダム再生にすることで、何度も同じ順序で写真が表示されることを避けられます。
- 写真整理時の確認用: 大量の写真を整理する際、ランダム再生を使うことで、普段見逃しがちな写真にも目を向ける機会が増えます。
- 休憩時間のリラックス表示: 仕事の休憩時間などに、お気に入りの写真をランダムに自動再生することで、リフレッシュ効果が期待できます。
ランダム再生と自動再生を組み合わせる際のポイントとして、写真の数が多すぎると同じ写真が表示されるまでに時間がかかりすぎる場合があります。逆に、少なすぎると同じ写真が頻繁に表示されてしまいます。目的に応じて、適切な枚数の写真を選択するとよいでしょう。
また、自動再生の際の表示時間は、写真の内容に合わせて調整するとよいでしょう。テキストが多い写真や細部を見せたい写真は長め、シンプルな風景写真などは短めというように、メリハリをつけることでより効果的なスライドショーになります。
プレゼンテーション用のスライドショー表示テクニック
MacBookでのプレゼンテーション時には、スライドショーの効果的な表示テクニックを知っておくと、より印象的なプレゼンテーションが可能になります。ここでは、主にPowerPointや他のプレゼンテーションソフトを使った際の表示テクニックを紹介します。
スライド表示の基本設定
プレゼンテーション時のスライド表示には、主に以下の基本設定があります:
- 通常表示: 一般的なフルスクリーン表示で、プレゼンターとオーディエンスが同じ画面を見る方式です。
- 発表者ツール: プレゼンターはノートやタイマー、次のスライドなどを含む発表者専用の画面を見ながら、オーディエンスには通常のスライドのみが表示される方式です。これには外部ディスプレイやプロジェクターが必要です。
MacBookでの発表者ツールの活用方法
MacBookで外部ディスプレイやプロジェクターを接続したプレゼンテーションでは、発表者ツールを使うことで効率的に発表できます:
- MacBookと外部ディスプレイやプロジェクターを接続します。
- PowerPointを起動し、プレゼンテーションを開きます。
- PowerPointでスライドショーを開始します。
- スライドショーの設定で「発表者ツールを使用する」を選択するか、スライドショー表示中に右クリックして「発表者ツールの使用」を選択します。
- モニターの設定で、「プライマリーモニター」から「2モニター」に変更すると、MacBook側に発表者ツール、外部ディスプレイ側に通常のスライドショーが表示されます。
発表者ツールでは、現在のスライド、次のスライド、発表者ノート、経過時間などを確認しながら発表できるため、スムーズなプレゼンテーションが可能になります。
1台のMacBookだけでプレゼンテーションを行う方法
外部ディスプレイがない場合でも、MacBook1台でプレゼンテーションを行う方法があります:
- MacBookでプレゼンテーションソフトを起動します。
- スライドショーを開始し、プレゼンテーションの途中でスライド上で右クリックします。
- 「発表者ツールの使用」を選択します。
- 自分の画面では発表者ツールが全画面表示され、Zoomなどで画面共有している場合は、相手にはスライドショーの状態のみが表示されます。
この方法は、特にオンライン会議やリモートプレゼンテーションで有効です。自分はノートや次のスライドを確認しながら、視聴者には通常のスライドのみを見せることができます。
プレゼンテーション時の効果的なスライド操作テクニック
- ショートカットキーの活用:
- スペースバーまたは右矢印キー:次のスライドへ進む
- 左矢印キー:前のスライドに戻る
- B:画面を一時的に黒くする(聴衆の注目を話者に集めたい時に便利)
- W:画面を一時的に白くする
- +(プラス)/−(マイナス):ズームイン/ズームアウト
- ペンツールの活用: プレゼンテーション中に重要なポイントを強調したい場合、ペンツールを使って画面に直接書き込むことができます。PowerPointでは、スライドショー中に右クリックして「ポインターオプション」から選択できます。
- スライドナビゲーション: 特定のスライドに素早くジャンプしたい場合は、スライド番号を入力してからEnterキーを押すことで、直接そのスライドに移動できます。
これらのテクニックを活用することで、MacBookを使ったプレゼンテーションをより効果的に行うことができます。特に発表者ツールは、自信を持ってスムーズにプレゼンテーションを進めるための強力な味方となるでしょう。
PowerPointでMacBookの発表者ツールを活用する方法
PowerPointの発表者ツールは、プレゼンテーションをより効果的に行うための強力な機能です。MacBookでこの機能を活用することで、プロフェッショナルなプレゼンテーションが可能になります。ここでは、MacBookでPowerPointの発表者ツールを設定し、活用するための詳細な方法を解説します。
発表者ツールとは何か
発表者ツールは、プレゼンター(発表者)がスライドショーを行う際に、観客には見えない追加情報を表示する機能です。具体的には以下の情報が表示されます:
- 現在のスライド
- 次のスライド
- 発表者ノート
- 経過時間
- スライド番号
- ズームや描画などの特殊ツール
発表者ツールの設定方法
MacBookでPowerPointの発表者ツールを設定する手順は以下の通りです:
- プロジェクターまたは外部ディスプレイの接続: MacBookを外部ディスプレイまたはプロジェクターに接続します。「システム環境設定」>「ディスプレイ」で、「ディスプレイを拡張」を選択し、マルチディスプレイ環境を設定します。
- PowerPointの設定: PowerPointを起動し、プレゼンテーションファイルを開きます。メニューから「スライドショー」>「スライドショーの設定」を選択します。「発表者ツールを使用する」のチェックボックスをオンにします。
- モニター設定の調整: 「スライドショーの設定」の「モニター」セクションで、「プライマリーモニター」から「2モニター」に変更します。これにより、MacBook側には発表者ツールが、外部ディスプレイには通常のスライドショーが表示されます。
- スライドショーの開始: スライドショーを開始すると、自動的に発表者ツールがMacBook側に表示され、外部ディスプレイには通常のスライドショーが表示されます。
発表者ツールの画面が逆になった場合の対応
発表者ツールの使用中に、MacBook側とプロジェクター側の画面が逆になってしまうことがあります。この場合の対処法は以下の通りです:
- プロジェクターを接続した状態で、発表者ツールを起動します。
- スライドショーの設定の中にあるモニターの項目を確認します。
- 「プライマリーモニター」から「2モニター」に変更します。
- それでも逆になる場合は、Ctrl+F1キーを押して画面を切り替えることができます。
発表者ツールの効果的な活用方法
- ノートの活用: スライドの作成時に、「ノート」欄に発表の要点、補足情報、引用する数字などを記入しておくと、発表中に参照できます。発表原稿全文を書くのではなく、重要なポイントだけを簡潔に記すことをおすすめします。
- タイマー機能の利用: 発表時間を管理するために、発表者ツールに表示されるタイマーを活用します。発表開始時にタイマーをリセットしておけば、各セクションにどれだけ時間をかけているかが分かります。
- 次のスライドの確認: 発表者ツールでは次のスライドが表示されるため、現在のスライドから次のスライドへのスムーズな移行が可能になります。話の流れを意識した自然な展開ができます。
- スライドナビゲーションの活用: 特定のスライドにジャンプしたい場合、発表者ツールのサムネイル一覧から直接選択できます。質疑応答時などに特定の情報を素早く表示したい場合に便利です。
- ペンツールの使用: 発表者ツールからペンツールにアクセスし、スライド上に直接書き込むことができます。重要なポイントを強調したり、図表に追加の説明を加えたりするのに役立ちます。
発表者ツールは、特に初めて見る聴衆の前でのプレゼンテーションや、複雑な内容を扱うプレゼンテーションで効果を発揮します。事前に発表者ツールの使い方に慣れておくことで、本番でのトラブルを防ぎ、より自信を持ってプレゼンテーションを行うことができるでしょう。
まとめ:MacBook スライドショーの作成から応用まで全解説
最後に記事のポイントをまとめます。
- MacBookでは標準搭載の「写真」アプリを使って簡単にスライドショーを作成できる
- Finderからも写真を選択してすぐにスライドショーを再生できる機能がある
- スライドショーにはテーマ、音楽、トランジション効果などを追加してカスタマイズ可能
- 写真の表示時間は個別または一括で調整でき、音楽に合わせて自動調整することもできる
- iMovieを使うとより高度な編集や効果を適用したスライドショーが作成できる
- Ken Burnsエフェクトを使って写真にズームイン・アウトの動きを付けられる
- スライドショーは動画として書き出すことでSNSでの共有や他デバイスでの再生が容易になる
- MacBookには「写真」「iMovie」以外にも無料で使えるスライドショー作成アプリがある
- ランダム再生と自動再生の設定を組み合わせることで様々な活用シーンに対応できる
- PowerPointの発表者ツールを使えばプロフェッショナルなプレゼンテーションが可能
- 発表者ツールではノート、タイマー、次のスライドなどの情報を確認しながら発表できる
- MacBook1台でも、またはプロジェクターと組み合わせても発表者ツールを活用できる

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://support.apple.com/ja-jp/guide/photos/phtae8c6d40/mac
- https://uxmilk.jp/24289
- https://note.com/ewa_mobile/n/nf593f1351cc6
- https://www.e-tamaya.co.jp/html/tamachan-tsushin/how-to_mac-slide.php
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11242972631
- https://jp.imyfone.com/video-editing-software/imovie-slideshow/
- https://dvdcreator.wondershare.jp/slideshow/slideshow-maker-app-for-mac.html
- https://discussionsjapan.apple.com/thread/250761388
- https://answers.microsoft.com/ja-jp/msoffice/forum/all/mac/7663d42a-c016-4b5c-872f-bae2619f87b4
- https://discussionsjapan.apple.com/thread/10054640